右派、左派、中道
2020年が終盤を迎えるが、本来東京オリンピックが開催され良い年となるはずが、武漢肺炎に世界中が引っ掻き回され、近年稀に見る最悪の年となりそうだ。だからこそ、物事の善悪が浮き彫りになり、今まで見えなかったものが可視化される。
物事は相対するものから生まれる。
善があるから、悪がある。
熱いから、冷やさないといけない。
男と女が存在するから、人類は繁栄する。
人間の思想は、どうしても左右に分かれる。
伝統を守りたいか、変化に対応していくのか。
保守か、リベラルか。
第二次世界大戦を振り返れば、彼らの思想や活動が日本を壊滅寸前まで追い込んだ。
どちらも少数派だ。なのに世論を動かす力を持ち、国を動かし、あわや共産主義者たちの敗戦革命に持ち込まれるところだった。
この歴史的な反省を踏まえると、ニュースや世論を見極めるとき、高い地位や権威を持った人のイレギュラーな発言と、左右問わず偏った発信ばかりするニュースには、慎重に耳を傾けなければならない。蓋を閉じてもいけない。
見たくないものも見て、両論を比較し、言語が異なる国の情報も翻訳機能で目を通し、自身でファクトに近づく努力を繰り返すことで、偏らずに思想を安定化することができる。
そうする人々が多数派を形成することにより、右でも左でもない中道が社会平和を築くのではなかろうか?
参考文献: