slow people

登山、キャンプなどをゆるく楽しんでます

インテリジェンスと保守自由主義 新型コロナに見る日本の動向

 

 コロナ禍というリアルな有事に、改めて自由と国の在り方にどう考え行動すべきかを、共産主義脅威や最先端な国防を国内外の視点で研究されている著者が、共産主義の歴史的背景とその後の現代への負の影響を根拠に日本の脆弱な国防へ警告するインテリジェンス入門書!

 

前半の戦前戦後の共産主義者の暗躍とその犠牲者にまつわる北欧のエピソードにインパクトを与えられるのだが、本終盤の「DIME」に基づく今後の日本国の国防への提言が、印象強く心に残った。

 

資本主義国家に生まれたからには、経済の繁栄こそが国を豊かにし自己の満足へとつながることが望ましく、まず減税することにより消費基盤を整え、経済成長のスピードを高めることで国民が稼いだ潤沢な資金により国防強化を図ることが理想である。つまり明治時代の日本の目標であった「富国強兵」という国防強化の原点に戻ったわかりやすい提言。日本は現在他国と比較すると、脅威となるような軍事力はもたなく、経済成長も止まったままなので軍事予算もかけられない。他国の脅威は日々迫っている。新型肺炎で露呈された日本の有事対応力。政治・経済・情報収集力・軍備の現状を理解し、国民の意識を変えてくれる真の平和社会実現の指南書といってもいい。

 

 

次は教科書にいまさら載せられない、日本近代史でタブー視されてきた問題に迫るこの本を読破する!

コミンテルンの謀略と日本の敗戦 (PHP新書)